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今日の一言 ミニ英会話講座なんてものをやるほど僕たちは英語に長けているわけではありませんが、こうして旅をしていると英語で話す機会は必然的に多く、ふと「へ〜、そんな風に言うんだ」と驚くような表現に出会うことがあります。環境が環境ゆえ、旅に関する表現やスランギーな言葉が中心になるかと思いますが、このページではそんな学校の教科書には出てこなかったようなtippsをご紹介して、皆様のこれからの旅のお役にたてればと考えています。 I gave up my apartment. ぼくはアパートを引き払った。 ここで中心となるのはgive upという表現ですが、ひと昔前(いや、正確にはもうふた昔前になりますか)、若かりし夏目雅子さんを起用して「Never Give Up」とうたったテレビコマーシャルもありましたよね。たしか中学校では「諦める、やめる」とだけ習ったと記憶しているのですが、でも、give upには 〈土地・家などを〉譲り[明け]渡す, 〈席を〉譲る という意味もあるのです。仲良くなった異国の人と住所交換をするときなどに「住んでたアパートを引き払って出てきたから、今は住所不定なんだよ」と言いたいときは I don't have my address cause I've given up my flat in Japan. となるわけです。すみません、いきなり長期旅行者モードで始めてしまいました。 Are you pure? 外人さんと話していてときどきこう聞かれることがあります。pure=純粋な、清潔な とだけ記憶していたものですから、最初は「あなたは清潔ですか?」って、「待ってよ、そんなこといきなり聞かれても。そりゃ昨日は移動が忙しくってシャワーは浴びなかったけど…」ってずいぶん戸惑ったものでした。でもこの場合のpureは 〈品種など〉純血の, 生粋の ということで、日本人以外の血が混じっているかどうかを問うていたわけですね。島国国家、日本に住んでいると単純に日本人であることが当たり前なので、こういった質問に慣れていませんでしたが、欧米では「pure」でないことは全く珍しくないのですね。ちなみに、「イタリア人とのハーフだ」と答えたいときは I'm a half-Japanese half-Italian. あるいは I'm mixed up with Italian. となります。 もうひとつおまけに似たような表現で I am clean. なんてのもあります。こちらの場合は、「私は小ぎれいだ」じゃなくて、「私はドラッグはやっていない」となります。 We are almost there. バスに外人さんと一緒に乗っていて、目的地が近づいたときにこう教えてくれました。「もうすぐ着くよ」ということですね。こういうのって言われればわかるんですが、自分ではなかなか言えません。新幹線に乗っていたときに聞いた車内放送などを思い出して考えたあげくに We are arriving soon. なんて言いたくなるところでそれでも通じるんでしょうが、We are almost there. こっちの方がおしゃれですよね。またこの表現は、地理的にもうすぐ、という以外にも、何か達成しようとしていて、もうちょっとでできるというときにも使います。 Have you come to a conclusion? で、結論は出たわけ? I'm almost there. あとちょっとだよ。 なんて感じです。 hang around あてもなくぶらつく のんびりする という意味で長期旅行者の間ではよく使われる言葉です。 Tom:What are you doin' in this back of beyond? こんな辺鄙な村で何やってんだい? Chan:I'm just hangin' around. のんびりリラックスしてるだけだよ。 同じようなのんびりするとか、ぶらぶらするという意味を持つ表現としては 、take it easy, stick around, kick back, chill out などいろいろあります。このての和み系の言葉がたくさんある言語というのはいいですね。また hang aroundはもう少し日常的なところでは、 Chan: Do you need a hand? 何か用事ある? Tom: No. Not now. 今のとこないけど Chan: I'll be hanging around in the next room. So give me a shout when you need it. 隣の部屋でぶらぶらしてるから、用事が出来たら呼んで なんて感じでもよく使われます。98.11.29 I've spent much time, but I didn't get much done. 長居をしている宿で、今日はぼくがホームページのコンテンツを作る日と決めていると知っていた外人のお友達が Are you getting along with your computer? 仕事ははかどってるかい? と訊ねてきました。「時間をかけたわりには大してはかどらなかったよ」と答えたかったぼくの言葉が上の表現です。わかんないんで、相手に教えてもらいました。こういうのってなんだか悔しいですよね。単語自体はみんな中学校で習うぐらいの簡単な単語なのに、いざこちらから言おうとすると駄目なんです。 ちなみに外人さんの質問にあった get along with はこの場合、「はかどる」という意味ですが、「do well: Are you doing well with your job?」でもOKです。 Is she fit to travel? fitという単語は『適合』という概念に絡んで動詞、形容詞といろいろと使い道の多い言葉ですが、元気な、健康なといった意味合いで使われているのをときどき耳にします。KoKoがお腹をこわして休んでいたことを知っていた安宿の隣の住民が、僕たちは明日宿を出て移動するのだというと、 Is she fit to travel? もう動いても大丈夫なの? あるいは美味いワインが手に入ったからと誘いに来てくれた友人に「体調を整えなきゃならないからね」と断るとき、 I gotta fit myself first. と使ったりします。ついでに似たような表現で、in shapeというのもあります。shapeというと「かたち、体型」という意味が頭の中で先行しますが、口語では「状態、調子」という意味でもよく使われます。 I'm in good shape today. 今日は体調ばっちしだよ。 なんて感じです。 99.1.3 記 Let's get pissed ! 日が暮れて、さあこれから一杯やろうというときに、威勢よくこんな言葉を叫んだりします。日本語で言えば「さあ、酔っぱらっちゃおうぜ」ってとこでしょうか。pissという言葉は上品な言葉じゃなくて"Got pissed off "なんて言うと「おりゃあもう、あったまきちまったよ」なんて感じですし、"Piss off!"というと「出てけ!」になったりもしますので、使用上の注意をよく守って言葉であります。あまりこのての4文字言葉を使いつけない日本人はLet's get pissed ! 程度のpositive(?)な使い方にとどめておくのが無難なようです。 99.2.4記 チロエで出会った熟年夫婦クリス&キャサリンと話していたとき。旅の途中で初めてトレッキングを経験した彼らは、だんなのクリスが I am built up on the way. 旅をしながら、鍛えられてきたんだ。 と誇れば、奥さんのキャサリンは I came down to trekking. トレッキングでテントの中で寝なきゃならないほど落ちぶれちゃったのよと。 恥じ入り、微笑ましい意見の不一致を呈します。build upは「(体を)鍛える」あるいは「(士気などを)高める」の意。一方、come down toは「落ちぶれて…(するよう)になる」の意。Built-upな旅人でありたいものです。 99.2.4記 |
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