サイレントデザイン「防音の窓口」


ピアノ良い室内環境と騒音対策

piano noise treatment


 ピアノ〔piano〕は天然樹木の材料を主体としているために、ピアノは生き物と同じで湿度・温度の影響を微妙に受ける楽器です。ホール・室内等の環境によりタッチ(打弦感触)、音色・響きに変化が起きやすく、ピアノ本体や音に適した室内環境が必要です。

 ピアノ〔piano〕にとっての室内は、温度16℃〜20℃・湿度50〜60%が理想的で、温度変化の少ない環境が適しています。暖房機をピアノに向けないことはもちろん、部屋・室内は徐々に適温にして行く様にして、急激な温度・湿度変化をさせない様に心がけましょう。特に調理場・浴室・洗面所からの湿度・温度の影響を受けない所に設置しましょう。又、直射日光が当たらない所で、壁や窓・サッシから離して余裕を持って置きたいものです。ピアノ防音室・防音工事 サイレントデザイン


 ピアノの音響上で最適なのは、正方形の部屋より長方形の部屋に置きたいものです。部屋には適当に段差をつけたり家具を置いたりして部屋に変化を付けると、それだけでも音響特性が変化します。

 アマチュアとプロの方では、打弦力によるピアノ音圧にかなりの差がありますので、防音の遮音性には十分気を付ける事が必要です。

 ピアノの音圧は90〜110dBですが、プロの方のお部屋ですと遮音性能は既存の遮音性能とのトータルで60dB程度は必要になります。防音工事等を考える場合のお部屋の構造は、その音の圧力に耐えられ音を通さない様に、重くて厚い素材を基本とし、その中に粘性・空気層を用います。又、音のキンキンした不快残響を取り除く、表面吸音処理も必要です。

 階上に置く場合には、ピアノのペダルのコツコツした音が床の固体を通じて階下に響く事が多いので、固体伝播音がしない処理が必要です。

床の基礎が頑丈な所で、天井と床の間には空気層を取ったり、振動の伝わらない、吊り式天井にしたり、浮き床構造にした上で厚い板を取り付け、その上に厚手の絨毯を敷きピアノの脚には振動を伝えにくいキャスターを入れて対策をします。

ピアノの置くお部屋の間取りにも注意が必要です。お隣りが寝室だったりすると苦情の原因になります。出来るだけその様なお部屋から離しましょう。

 遮音性能が無い一般的な窓・サッシ・や換気口のそばにピアノを置くと、そこから音が外に逃げて行きますので、苦情の原因になります。出来るだけ離すか、サッシを防音仕様にして対策をしましょう。

 防音は単に音を止める基本的な段階ですが、ピアノレッスンの音楽室や防音室の場合は、音の響きの処理が最大のポイントになります。室内の共鳴現象を吸音処理によって、デッド(響きの少ない)・ライブ(響きの多い)の効果的な音場環境を創造する事が大切になります。
比較的に木造住宅の畳部屋は響きが少なめで、マンションは響く事が多いのが現状です。又、ピアノ背面方向や、後ろの壁に吸音材を貼ると、自然な音響感覚を得るのが難しくなる場合も多いので注意が必要です。

 あまり響かない部屋や防音室ですと、ピアノ本来の煌びやかさがなくなり、逆に響きすぎると、室内に音が暴れて乱雑になりまとまりがなくなります。いかにピアノ本来の音に近づけるかがポイントになります。

 ピアノ本来の音を知らない、防音業者で依頼する場合は、どの様な音響にしたいかを伝える努力が必要です。特に防音工事の場合はやり直しがききませんので、注意が必要です。
ただし厳密にはそのお客様の好みは主観的な表現を基にしているので、どこまで希望どおりにするかは難しくなりますが、ライブ仕様かデッド仕様の傾向にする程度は十分に可能です。


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