B.B.Kingはタイムズスクエアにあるレストランとライヴハウスがドッキ
ングした店である。私は今回、「ぴあ」の取材でここへ行くことになった。入
り口にはラテン系の若い兄ちゃんと姉ちゃんが二人、とてもフレンドリーだ。
同伴したカメラマンに冗談を言う。「なんだ僕を撮影しにきたの?ちょっと待
ってて、今から服脱ぐから。」とシャツを脱ぐフリをする兄ちゃん。
地下に降りると、バーとレストラン。できたばかりだけど、古いアメリカンバ
ーの雰囲気に設計されている。ビールを注ぐためのマシーンにも金色のサック
スが装飾してある。そこにいる若いバーテンダーにプロモーターを呼びにいっ
てもらって、待つこと数分。事務所から出てきたのは、裏の世界では有名なマ
フィアの幹部みたいな、背の高いヤバそうな男性。喋りも低音の魅力。「ここ
は、B.Bキング<ブルースミュージシャン>も経営者の一人さ。年に12回
は、彼自身も演奏する。」なるほどー。とメモしながら関心する私。
「地下2階にライヴハウスがあるんだ。ここは最高にイカしてる。今から下へ
行こう。」と案内される。「誰かタバコ持ってないか?」プロモーターは他のス
タッフに問う。タバコを口にくわえると、彼の風貌は更にマフィア色を増す。
片目を閉じて煙をよける様は、クリントイーストウッドが悪役に扮してるイメ
ージ。
本当に素晴らしい。ダーンと長いバーカウンターに、たくさんのテーブルと椅
子。♪<音符>の彫ってある椅子もニクイ。プロのミュージシャンしか演奏さ
せないのだという。「ブルーノートってジャズライヴをやる店も俺たちの縄張
りなんだ。」失言、縄張りとは言わなかった。もとい「同じグループなんだ。
経営陣が同じってことさ。日本のブルーノートも俺たちの縄張り・・・。」失
言、縄張りとは言わなかった。もとい「日本のブルーノートも同じグループな
んだ。」
「ヘーイ!トム」とマフィアが男性を紹介してくれる。「音楽ディレクターの
トムだよ。」と握手。あっかるーいナッショーナールあっかるーいナショーナ
ール♪プロモーターとは対照的な爽やかアメリカンの男性。「日本のマガジン
かい。日本は大好きな国なんだ。僕は、富士ロックフェスティバルなんかも、
プロデュースしてるんだよ。」とスマイル。
最後にプロモーターは「俺の名前は公表しないでくれ。」と付け加えた。うー
ん、やっぱり怪しいぞ。と思いながらもニコヤカにサンキューの挨拶。撮影と
インタビューを終え、店を出たのであった。
ってなわけで、本物の記事は「ぴあ」二月中旬発売!場所や営業時間もそちら
に掲載します。
ハーレム日記次号でも、「ぴあ」取材の裏側を、お送りします。