|
|||||||||||
|
私がホーミーを知ったのは大学の「民族音楽学」の講義です。その時初めて音を聴いたのですが、モンゴルのホーミー名人が少し口を開いた状態で発声していて、音は確かに聞こえるけれども、どこからあの高音が出ているのか原理が分らず、とにかく世の中にはこういう不思議な音を出せる人がいるんだという認識でした。 その後最近になってテレビ・ラジオでホーミーに関する情報が以外と多く飛びかっているのに気付きました。4年前位にNHKの夜10時台のラジオ放送で日本のホーミー研究家を取材していて、その研究家は原理は倍音だと、“イ”と発音して口の形を変えると複数の音が混じっているのに気付く。その中の周波数が2倍の音を分離し強調すればいいと話していました。それ以来我流で“イ”とか“エ”とか“オ”で倍音の発声練習をして来ましたが、確かに複数の音は出るようにはなったけれどあの様な綺麗な音は出ませんでした。 転機となったのは1996年11月23日(土)に「ユーミン、モンゴルを行く、幸福を呼ぶホーミー」と題して歌手の松任谷由実さん(ユーミン)がモンゴル西部地域、アルタイ山脈の麓、ホブト県チャンドマン村に住むホーミー名人“ダワージャブさん”(ホーミー音再生)を尋ねる番組を録画してこれがバイブルとなりました。このビデオからホーミー音声だけを取り出しカセットに録音し通勤時に練習しました。それ以降は“ル”音の発声で少し音が出る様になりました。音が出る様になれば技能向上は早いものです。今までは暗中模索であったのが、自分の耳で確かめて進めるのですから。今は電車の中や歩きながら“ウイー”とやって、周囲の人をビックリさせています。何しろ口は殆ど開かないので周囲の人は何の音やら音源が分らず、目をキョロキョロしていますが。 私の場合昨年(平成10年)の夏以降急速に上達し、自己評価では現在70点位だと思います。本年夏には90点のレベルに到達したいと希望しています。単なる希望ではなく確信が有ります。現在約2オクターブですが、目標は3オクターブ以上の音域を自由にしかも3音同時に綺麗に発声する事です。もしこれが出来たらプロになれるのではないかと思います。勿論これだけで食べていけるとは思っていませんが。現在ほぼ自由に音をコントロール出来る段階に来ていますが、現在の課題は出難い音を克服するのと、高音域を広げる事です。 一人前になるのに10年掛かると言われておりますので、6年で90点のレベルに到達出来ればいい線を行っていると思います。日本にはホーメイ奏者は多いのですが、何故かもう一方の雄、ホーミー奏者は少ない様です。従って日本一のホーミー奏者になるチャンスです。 2002年8月、二度目のモンゴルを訪問しました。ホーミーと馬頭琴の出来るトーフシンバエルさんのお宅にホームスティしました。主目的は馬頭琴の特訓だったのですが、その合間にホーミーの音を聴いていただきました。誰にも教わっていない耳で覚えた我流ホーミーだったのですが、合格でした。序に低音ホーミーの発生方法も教わってきました。 ホーミーとホーメイをもっと広めて静かなブームになればいい。ホーミーの魅力を多くの人に知って貰いたいですネ。この私にも出来るんだから、皆さんにも出来る筈です。皆さんも一緒にやりましょう、それ“ウイーッ”(酔っ払いではありませんゾ)。でも単なる雑音にしか聞いてくれない人もいる。なんでじゃー(笑)。 |
|||||||||||