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![]() 聖ニコラスと星のこどもたちお日さまがタべにお休みを言う国へと、向かっておりました。 はるか天国で、彼は、おさなごイエスを抱き給う聖母マリアに出会いました。 マリアさまは聖ニコラスにこう仰せになりました。 「こどもたちと遊べるように、この子をまた地球に連れてゆく時が来ました」 マリアさまがこう言われると、たくさんの小さな星たちが、 天のいたるところから集まってきて、 一緒に地球に連れていってほしいと言いました。 「いいですよ。でも、お月さまが皆に道すじを示してくださらないとね。 私の外套(がいとう)ではみんなを連れていくことはできませんから」 そう聞いた聖ニコラスは、お月さんのところまでひとっぱしりしました。 「今晩は、お月さん」 「やあ、今晩は、聖ニコラス」 「ねえ、お月さん。あのちっちゃなお星さんたちに、地球への道を教えてくださいな」 「ええ、喜んで。でもお日さまが来て下さったらね」 聖ニコラスはお日さまのところへ行きました。 「おはよう、お日さま」 「おはよう、聖ニコラス」 「ねえ、お日さん。あのちっちゃな星たちを地球に連れてゆくのをちょっと助けてくれませんか?」 「そこで何をしようっていうのかね?」 「星の子たちは、光の御子と地球のこどもたちとあそびたいんですよ」 「そりゃあ、いいことだ」 と、お日さまはおっしゃいました。 さあ、お日さまはマリアさまのかたわらにおられ、お月さまはもう一方におられます。 お月さまは、マリアさまのひざに小さな星たちをのせ、 お日さまは御母の御腕に抱かれた光の御子の手を握りました。 こうして、地上へと降りてこられましたが、 聖ニコラスは一足先にソリを走らせていました。 雲間を速く突き進んだので、地球に皆よりずっと早く着きました。 地上で聖ニコラスは家から家へとめぐって、 皆に、光の御子がもうすぐやってくると、告げました。 そうして、光の御子と遊べるようにと、地上のこどもたちに、贈り物をあげました。 そうするうちに、光の御子は、太陽と月に付き添われて、 地球に着きました。彼は、マリアさまの胸から飛び出して、 小さい星たちに地上のこどもたちのもとへいく道を示しました。 ところが、星の子らが月のひざからぴょんとはねだして地上に着いたら、 みんな人間のこどもになり、光の子と地上の他のこどもたちと、 一緒に遊びました。楽しい遊びになりました。 光の子が一緒に遊ぶと、 地球のこどもはずっと美しく愉快に遊べるからです。 マリアさまはそれを見てほほえんでおられました。 地球のこどもになったたくさんの星は、人間のこどもとそこにとどまりました。 マリアさまが光の御子を天国につれかえった時に、 地球のおおぜいのこどもがマリアさまと光の御子と一緒に行って、 星たちと共に生きる事を、許されました。 (シュタイナー学校の教材から)
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