2002年度版「最近のインテルCPUのクロックアップ率」
2002.4.29現在
1 はじめに
我がホームページを最初から読み返してみた。2年半あまりの私の実験記録である。よくまあ集め,しかも所有してきたものである。改めてあきれている。と同時に,技術水準が以前の高度成長のごとく鰻登りであることも確認できた。昨年の今頃「1年後は2.2G位か?」と予測していたが,2.4G定格,実質3G越えも聞かれる。コアの耐性もさることながら高クロックはどこまで続き上がっていくのであろう。ある新聞で「インテルは10Gを越えないと満足しない」という記事を読んだことがある。1年後は5Gの世界かな?10Gはないと思うが,いつか来るのであろう?
さて,この1年のCPUのクロックアップ率をまとめているのだが,実に多くのCPUが世に出た。とてもすぐにまとめきれる作業でないことを思い知らされた。昨年夏までに1年間をまとめたときより多く,まとめていくのに苦労することに気がついた。セレロン中心の過去と,PEN3,PEN4が入り乱れたこの1年間の差もあろうが,CステップからDステップへ,さらにTualatin,Willamette,Northwood,セレロンの256搭載等の変革が大きい。その都度最新CPUを追い求めてきた。その都度感動があった。そのまとめをしようと考えての作業途中であったが,今回はそのプレというか中間の中間といったまとめをしてみた。
その理由は最新のものを中心に,みなさんはそのDATAが欲しいのではないかと考えたからである。したがって過去の物のまとめをしつつ最新をまずupしようと思った。何かのお役に立てばという思いで作成した。
2 最近のインテルCPUのクロックアップ率と過去
| 順 |
CPU |
ロット |
クロック |
UP【倍】 |
特 徴 |
| 1 |
PEN4−1.6A |
SL668 |
2.819G |
1.76 |
耐性抜群,すごいマージン,300Aの再来 |
| 2 |
CEL−1AG |
SL5ZF |
1.511G |
1.51 |
低倍率で使いやすい。 |
| 3 |
CEL−1.2G |
SL5Y5 |
1.704G |
1.42 |
初めて1.7G越えをしたCPU,PEN3並 |
| 4 |
CEL−1.1AG |
SL5ZE |
1.529G |
1.39 |
もう少し伸びてくれればおもしろい。 |
| 5 |
CEL−1.3G |
SL5ZJ |
1.716G |
1.32 |
期待だおれ。以外とマージンは少なかった。 |
| 6 |
PEN3−1.5G |
SL5N8 |
1.845G |
1.23 |
PEN3はこんな感じ。耐性はよくない。レスポンス優 |
| 7 |
PEN3−1.7G |
SL5N9 |
2G |
1.18 |
同上。 |
最近のCPUを並べてみた。改めて1.6Aのマージンの多さには驚きである。しかも2.6Gでの常用は軽い。所有2個が2.8G達成,他の2個は2.7G達成と安定してマージンが確保されているように思う。PEN4−1.8Aも所有しているがまだじっくりと実験していない。1.6A実験に時間を割いてきた結果,1.8Aにこころが動かなかったからである。こう1個位は1.6A実験に再挑戦してもよい気がしている。それだけ魅力的なCPUである。
さて,過去のCPUと比較すると思わぬ結果も見えてくる。昨年まとめて2001年版では,もう少し耐性がよいのである。
| 順 |
CPU |
ロット |
クロック |
UP【倍】 |
所有数 |
特徴・その他印象等 |
| 1 |
セレロン300A |
SL36A |
614M |
2.05 |
2 |
すごいの一言。熱も大量。歴史的CPU |
| 2 |
河童セレ533A |
SL46S |
1002M |
1.88 |
4 |
初めての1G越えを記録。 |
| 3 |
河童セレ566 |
SL4PC |
1042M |
1.84 |
3 |
Bステップ1個破壊。 |
| 4 |
河童セレ600 |
SL4PB |
1071M |
1.78 |
1 |
ここまでくるとは。レスポンスは悪い。 |
| 5 |
河童セレ633 |
SL4NY |
1130M |
1.78 |
4 |
優れもの。セレ最高のレスポンス。 |
| 6 |
河童PB700E |
SL4CH |
1200M |
1.71 |
3 |
BのSL45Yともども最高レスポンス。 |
| 7 |
河童PB600E |
SL4CM |
1020M |
1.70 |
2 |
クロックUPに苦労した。高FSB。 |
300Aは何回も書くが抜群の耐性。しかもリテールFANでの私の記録である。そして,セレロンの健闘が光る。2000年の実験時のDATAであるが,すでに1Gを越えていた。安価でありながら,耐性はよかった。533Aも忘れられないCPUだ。何といっても1G越えしたはじめてのCPUだからである。PEN3の耐性もよかったことが分かる。
現在耐性がよいといっても,インテルからすれば同じか少し下がっている態度に押さえているのではないだろうか?特にPEN3にいたってはPEN4へのシフトを意識した仕様となっているのは上記の結果からも明らかである。また,昨年のまとめでは最低でもクロックアップ率は1.26倍はあったのだから....。ただ高クロック化の中でインテルが矢継ぎ早にAMDと対抗しながらのクロック戦争に勝つために先を急ぐあまりの結果かもしれない。
3 セレロンの行方
上記2つの表でセレロンは健在である。これからも実験対象として追い求めたい。長らく370ピン仕様できたが,次期モデルとWillametteコアを使用するという。2次256を期待するが,128だったらがっかりである。注意すべきは478ピンとなりWillamette型PEN4の名称替えの様相が強いことである。安価で手に入るであろうが,マザーがいままでの370ピンでは使用できないことである。下駄もでも出ない限り370マザーが使用できないのである。
いよいよPEN4シフトが完成していく。その中にあってPEN3がいたましい。PEN3の値崩れは期待できないのはしょうがないとしても,低倍率,高ベースクロック時のレスポンスは忘れられない。何とか残って...。無理か?
4 雑感
またまた誕生日がやってくる。5月3日。そのころこの記事はUPしているであろうが,またひとつ年をとる。まぁ仕方ないか!やることはいっぱいあるのだが,年々面倒だなと思うことが多くなってきた。ただひとつCPUを扱っていると楚南気持ちがなくなってくるのである。年はとるが新しい子供が生まれると思ってCPUと接していこうと思う。だから手放せないのか。引っ越しでも保管所に多くの荷物を送ったが,PCとCPUは全部仮住まいに持ってきた。寝る場所以上に占有している。妻もあきれてこのことに妙に触れない。不気味。
持ってきたというと実はまだある。10数台のカメラとオーディオ真空管アンプ。カメラはまだしもアンプも場所専有物。しかも自分で運んだ。衝撃を防ぎながら。マランツ7【本物】,ラックスMQ60,その他自作のプリアンプ数台,自作6CA7,6GB8のメインアンプ等々...重かった。未使用の2A3のペア管やさまざまな真空管も大事に運んだ。このサイトでいつかアンプについて語ることができたにと思うのだが,まだ実現できていない。CDアンプも実は真空管仕様。真空管はいい。暖かい。
話はそれたが,今後もCPU耐性実験経過や結果をUPしていきたい。夏は再度引っ越しとなるので,時間が許す限りこの「クロックアップ率」の完成記事を7月までにまとめていきたい。ホームページ2周年記念記事として8月にUPする予定である。