ときわ走林会から世界へ    
 4月11日に愛知県作手村で行われた世界ジュニア選手権大会(通称JWOC)、世界学生選手権大会(通称ユニバー)の日本代表選考レースでときわ走林会から5名の日本代表が誕生しました。JWOCは7月にポーランドでユニバーは6月にチェコ共和国でそれぞれ本戦をむかえ、5名の選手は世界へと挑戦します。
 本戦まで2ヶ月という短い期間ではありますが、数々の合宿や世界大会を経験し、本場のオリエンテーリングを学んでくる彼らはときわ走林会にとってもいろいろな意味で重要で価値ある存在です。日本よりも一歩も二歩も進んだヨーロッパのオリエンテーリング文化を伝承してくれることでしょう。そんな彼らをときわ走林会は全力で応援していきたいと思います。
 =このページでは彼らの紹介と、“熱い”抱負を掲載しています。=  


JWOC

ユニバー

●援助金について●
 このホームページを作っている高橋善徳です。この5人は現在、全員学生です。と言うことで経済的に非常に心もとない状態です。私たちが応援できることはたくさんありますが一番ダイレクトに支援できるのは金銭面でしょう。「少しでも遠征を長く続けてもらう」ために、協力していただけないでしょうか。私の経験ですとヨーロッパまでの往復チケットだけでも10万から15万円かかります。国際大会に国の代表で出るとエントリー代と現地の宿泊・交通費だけでも10万円かかります。援助金と代表選手への応援メッセージの取りまとめは高橋が行います。その他疑問点などありましたら私にメールください。宜しくお願いします。メールはsuunistus00@aol.com
 【私的な意見】もちろん彼らには、報告書や現地リポートと言う形で何かしらのリアクションを期待します。そして、この遠征を競技面だけでなく、さらに何らかの形でときわ走林会へ還元してくれることを期待します!

世界ジュニアオリエンテーリング選手権大会 日本代表 from ときわ走林会

高橋 雄哉(Takahashi Yuya)

 現在 図書館情報大学3年生
 1983年 生
 2003年 世界ジュニアオリエンテーリング選手権 日本代表
 2004年 日本学生オリエンテーリング選手権 クラシック部門 45位

JWOC2004に向けて
 4月11日に愛知県にて行われたJWOCセレに通過し、昨年エストニアで行われたJWOC2003に引き続き、2年連続でJWOCに参加できることになりました。参加すれば通るだろうと思っていたセレですが、大事なのは通過することより結果だと考えていたので、トップで通過することが出来てまずはよかったと思っています。

 昨年のJWOCは初めての海外遠征で何をしたら良いのか分からず、出発までの準備や大学の試験等に追われてしまい、十分な準備をしないまま大会に臨みました。結果は散々なもので、自分の実力と練習不足、代表としての意識の低さを実感したことを覚えています。ただ、この経験が良い刺激となり、去年度はそれなりの結果を出せたことも事実です。やはり海外遠征は無駄ではありませんでした。

 そして今年、早生まれという幸運にも恵まれて2度目のJWOCです。去年よりも気持ちに余裕があるし、実力も付いたと思いますが、去年感じた「世界との差」を埋めるまでには至っていません。残り約2ヶ月しかありませんが、それでも焦らず、腐らずトレーニングしていくつもりです。そしてJWOCでの目標ですが、正直なところ具体的な目標が立てられずにいて、今はひとまず「今までにJWOCに参加した選手の誰よりも良い結果を出す」こととしています。ですが、今年は挑戦者として少しでも上を目指して突っ走るつもりです。

 今回、ときわ走林会から私の他にも海外遠征される方々がいます。それらの人たちに劣らない結果を出すために、そしてときわ走林会、図情大OLCの名に恥じぬことがないよう精一杯頑張ってきます。応援よろしくお願いします!!

世界学生オリエンテーリング選手権大会 日本代表 from ときわ走林会

小泉 成行(Koizumi Shigeyuki)

 現在 ときわ走林会代表・筑波大学大学院修士課程2年生
 1978年 生
 2002年 日本学生オリエンテーリング選手権 クラシック部門 優勝
 2002年 世界学生オリエンテーリング選手権 ブルガリア大会 日本代表
 2004年 日本ランキング16位

ユニバーシアードに向けて
 去る4月11日に行われたユニバーセレを通過し,6月にチェコ共和国で行われるユニバーシアード(以下,ユニバー)への出場権を得ました.ユニバーへの出場は2年前に続き2回目です.

 私は現在,WOC2005をはじめ国際大会で結果を出すことを目標としています.そのそもそものきっかけになったのが前回のユニバーでした.開催国であるブルガリアの選手が入賞したシーンを見て,北欧やスイスのような強豪国でなくてもメダルを取れるのだと思い,それを目指すことにしたのです.そして,前回のユニバーが終わった瞬間から今回のユニバーでメダルを取ることを目標にトレーニングをしてきましたし,現在も続けています.この間,多くの方のサポートを受け,最初の関門であるセレクションを通過することができました.しかし,勝負はこれからだと思っています.

 目標はずばりリレー入賞!実は今回のユニバーに向けて,昨年の春から全国のユニバー対象選手を集めてリレー入賞を実現するには何が必要かについて考えてきました.そこでの議論が結果に結びつくかどうかはわかりませんが,少なくとも多くの選手が早い段階からユニバーでメダルを取るということを意識して準備しています.これは非常に画期的な試みだと思います.これまではユニバーセレが終わった後にチーム内でのコンセンサスを得て,目標を立てていました.しかし今回はメンバーが決まる前から目標を意識しています.これは団体競技であるリレーでは大変重要なことであると思います.今までとは違う結果が望めると思います.大いに期待してください.

 そして今回ユニバーに合わせて,長期の遠征を行うことにしました.その目的は2005年に向けてのトレーニングやレース経験を積むということはもちろんのこと,北欧のクラブの運営方法を調べるということがあります.昨年の高橋善徳さんの遠征など先人の報告からある程度北欧のクラブの特徴は明らかになってきました.しかし,クラブ財政や市民の中のスポーツの位置付けなど解明されていないことはまだまだ多くあります.私の夢は,日本のスポーツの文化的価値を上げ,日常でもっと気楽にスポーツが(もちろんオリエンテーリングも)できる環境を作り出すことです.その環境がトップレベルの選手を生み出すことにもつながりますし,またこの楽しいスポーツの普及にもつながると思うからです.もちろん北欧のシステムがわかったからといってそれをそのまま日本に導入することはできません.自然環境,社会環境の違いは確かに存在するからです.しかし,日本のクラブに応用できる点もまた確実に存在します.日本に帰って来て,ときわ走林会はもちろんのこと日本中のOLクラブ,スポーツクラブが発展できる資料を残せればと思っています.そのために私は修士論文のテーマとしてそれを扱っています.指導教官をはじめ多くの先生方に私が現在の目指しているものを説明し,納得してもらいこれをテーマとすることができました.またユニバーが修士論文の中間発表と重なっていたのですが,中間発表を延期してもらってまで今回の遠征にかけることにしました.ときわ走林会で聞いたみなさんの要望や夢がその想いをより大きくしたことも記さないわけにはいきません.

 遠征中は就職活動が一切できないこと,本当に私が望むものを調査できるのかということ,これまでの努力がきちんと結果に結びつくのかということなど不安があることも事実です.しかし不安を恐れていては何も始まらない,やるだけのことをやればそれだけのものが付いてくると思います.運は人を裏切りますが,日々の努力は決して人を裏切らないのです.これまでのオリエンテーリング経験がそれを証明し,勇気付けてくれました.

 今回はユニバーにときわ走林会から4名もの選手が出場します.彼らとともに良い結果を報告できるよう,しっかり走ってきます.みなさんも期待して応援してください.
 また後日,個人的に遠征援助金を募集することにしました.その際はみなさんからのご協力をいただければ大変うれしく思います.
 以上,雑文ではありますがユニバーへの抱負とさせていただきます.

世界学生オリエンテーリング選手権大会 日本代表 from ときわ走林会

佐々木 良宜(Sasaki Yoshinori)

 現在 筑波大学大学院 修士課程 理工学研究科2年生
 1980年 生
 2002年 日本学生オリエンテーリング選手権 クラシック部門 6位
 2003年 日本ランキング 22位

世界学生オリエンテーリング選手権大会に向けて
 私がユニバーを意識したのは、4年生の時の愛知インカレが終わった後の全日本大会でした。 小泉成行さんと加藤弘之さんからユニバーを目指さないかと声をかけてもらったのがきっかけです。 それをすんなり受け入れられたのは、高橋さん塩田さんはじめとする愛好会の先輩達の姿をみて 自分もいつかはと心のどこかで思っていたからです。

 その時聞いた目標は「リレーでメダルを獲ること」最初は大きく遠い夢だなと思いました。 しかし、遠い目標ではあってもそれを持ち続けて準備をしていくからこそそれらが達成されるわけで、 やり遂げようという意思をなくしておのずと達成されるものではないと思います。 ただ海外遠征しに行くのではなく「明確な目標を持って臨む」これが代表選手の海外遠征だと思います。 私はその時からずっとその目標を意識し、準備してきました。

 ユニバーでメダルと獲るという目標をもってから1年と少し経ちました。選考会が行われるまでのこの期間さまざまなことがありました。できる限りの様々な努力をしてミス(オリエンテーリング以外のこと)を減らし、ここまでやってきました。あっという間の1年間のはずですが、ユニバーを意識した時のことを思い返すとずいぶん前のような気がします。それだけ充実した期間を過ごしてきたのだと思います。

 選考会のレースでは苦しい場面もありましたが、日本の代表となってユニバーで走り、メダルを獲るということを最後まで忘れず走りました。その結果目標の第1関門を突破したに過ぎません。セレクションという緊張するレース中に苦しい場面に陥った時、パニックにならず自分を取り戻しレースを立て直したことは 今後の自分の自信にもつながります。

 本題はこれからユニバーでの目標にむけて準備の徹底することです。代表選手になったことで得たものは安心感ではなく、選手としての責任感です。選考会は通過点。決して選考会をがんばったご褒美として遠征に行くのではないです。メダルに向かって準備していく決心がさらに深まりました。

 ユニバーの代表選手と決まった今目標を共にする仲間たちと準備できる自分、周りの方々から支えられている自分がいます。今の自分であるための周りのすべてに感謝しつつ、メダルに向かって準備していきます。

 これまで先輩方には様々な活躍をみさせていただきました。その恩返しのため、また自分達の活躍を見てくれる後輩達のために走ります。そして当初から目標を共にしてきた人たちのためにもがんばってきます。 ユニバーまであと2ヶ月とちょっとです。大会まで心も体もすべてを尽くしてレースに臨み、目標を達成してきます。日本からの応援よろしくお願いします。

世界学生オリエンテーリング選手権大会 日本代表 from ときわ走林会

高野 麻記子(Takano Makiko)

 現在 筑波大学大学院修士課程1年生
 1980年 生
 2004年 日本学生オリエンテーリング選手権 クラシック部門 準優勝
 2004年 日本学生オリエンテーリング選手権 リレー部門 準優勝

ユニバーシアードに向けて
ユニバーセレ5位で、推薦によりユニバーシアード代表に決まりました。日本代表となるのも、海外でオリエンテーリングをすることも初めてとなります。

 昨年度のインカレが終わり、次の目標とするものがなくなったとき、私は‘オリエンテーリングとどういう関係を持っていくのか’を考えさせられました。その中で「オリエンを続けていきたい」「クラブカップで戦力として貢献できたら楽しそう」「今まで受けた恩恵を次の人たちに返していきたい」と思ったところからユニバーセレを受けました。ユニバーに行くこと自体とその準備期間が「絶対トレーニングする環境」にいることになり、ステップアップのよい機会になると思ったからです。

 今、ユニバーのメンバーと、ともに刺激しながら高い意識をもってオリエンに向えて、切磋琢磨していけそうでとてもワクワクしています。これまで私がハイレベルのOB・OGの方からいただいた多くの刺激や恩恵を、少しでも次の人たちに還していけるようになるためにも、気合入れてがんばろうと思います。

 インカレに向けて積み重ねてきたことに加えて、さらに2ヶ月と少しの間でできるだけ上のレベルの実力をつけるべくトレーニングをし、(初めての海外遠征ということに対しても、最低限、初めての経験でパニクッて、わけわからないことをするなんてことがないように)考えうる準備をして臨みたいと思います。

 自分のオリエンテーリングで海外でどの位置にまでいけるのか、まったく想像つかないのが正直なところではあります。ですが日本代表として胸を張って帰れるよう、またチームとしての目標“男女のリレー入賞”に少しでも貢献できるよう、自分のできる最高のパフォーマンスをしてきたいと思います。

 いい顔をして戻ってくるつもりでいますので、応援のほどよろしくお願いします!!

世界学生オリエンテーリング選手権大会 日本代表 from ときわ走林会

坂本 貴史(Sakamoto Takashi)

 現在 筑波大学第一学群自然学類4年生
 1983年 生
 2003年 世界ジュニアオリエンテーリング選手権 日本代表
 2004年 日本学生オリエンテーリング選手権 クラシック部門 13位
 2004年 全日本オリエンテーリング選手権大会 M21E 19位

ユニバーシアードに向けて
 まず、再び日本代表選手となれた事に、喜びを感じています。昨年ジュニア世界オリエンテーリング選手権大会に日本代表選手として参加しましたが、初めての経験ばかりで、なかなか思ったようにいかず苦労しました。満足のいく結果も出せませんでした。今回は2回目の世界選手権大会の参加となります。昨年の経験を生かして、より充実した準備を重ねられる事を信じています。

 選考会は5位で推薦という結果でした。5位という成績には納得しています。自分の今の実力が、客観的にわかりました。現在私はチームの中で一番オリエンテーリングが遅いので、ここからは開き直って、後ろを振り向くことなく常に前を向いて準備を重ねていきたいし、自分にはそうする事が出来ると信じています。

 今回のユニバーにかける人たちがいました。彼らは1年以上前から、今回のユニバーを意識して努力してきた人たちです。私が選考された影には、そのように、私以上にユニバーにかける情熱を持ったひとたちがいるということを、私は忘れていません。ユニバーまでの残り時間をそのような人達と一緒に過ごし、前向きな気持ちをたくさん吸収していき、自分の実力を今以上に伸ばしていきたいと思います。彼らがいてくれた事に、ユニバーを目標に行動を起してくれたことにとても感謝しています。

 私は2007年の世界選手権で日本代表選手になる事を目指しています。今の自分の実力は日本全体をひっくるめて25位くらいなので、今のままではその目標はかなえる事ができません。今しっかりとした準備をして自分を向上させる事が必要です。僕は今回のユニバーをそのように捉えています。結果を出す事だけにとらわれずに、自分の実力を向上させる事に貪欲になりたい。そしてそうする事で、ユニバーでは良いパフォーマンスをする事ができる、そう信じています。

 そして、今年もたくさんの人達に助けられました。ときわ走林会のみなさんをはじめ、ユニバーに行きたいみんな、日本学生オリエンテーリング連盟のみんな、筑波大学体育会のみんな、研究室のみんな、図書館情報大学オリエンテーリングクラブのみんな、そして筑波大学オリエンテーリング愛好会のみんな…。昨年はたくさんの人達に援助をしていただきましたが、そのような人達の信頼に対して、自身を持って胸を張れるだけの成果を残す事ができませんでした。もう2度と同じ思いをしたくはありません。帰国した時に、みんなに自身を持って成果を報告したい。そのために努力を重ねていこうと思います。

 私はオリエンテーリングを通じてたくさんの事を学びました。その中でもときわ走林会と筑波大学オリエンテーリング愛好会で過ごした日々は、私をよりよく成長させました。オリエンテーリングをする事はとてもいいことだと、私は胸を張って言う事ができます。大学の後輩達には、そのような姿勢でオリエンテーリングを語りついでいきたいです。私をこのように導いてくれた日本のオリエンテーリング界を、海外にアピールする事ができるチャンスに恵まれて、言葉にできないくらいすごく嬉しいです!!

ときわ走林会ってすごいんだぞ〜!!
筑波大学オリエンテーリング愛好会って、まだまだすごいんだぞ〜♪みなさんの声援をよろしくお願いします。

Presented by Yoshinori Takahashi